単位とは学習の量を表します。
　例えば「世界史Ａ」は２単位の科目です。つまり、１週間に２回（２時間）の授業があり、それを１年間行う（繰り返す）ことを意味しています。
　また、「単位を取る」という言い方がありますが、それはその科目についての学習成果が認められたということです。この科目ごとの「単位」認定こそ、単位制システムの基本ということができます。

　「履修」とは、教科・科目の目標に到達するために、授業に出席し（本校では実施授業時数３／４以上）学習することを言います。
　それに対して「修得」は、履修することによって教科・科目の目標にふさわしい学習成果をあげる（＝単位を修得する）ことを言います。

　「必履修科目」とは、卒業するまでに必ず学習しなければならない科目です。修得することが望ましいわけですが、義務付けられているのは履修です。

　「選択必履修科目」とは、複数の科目群の中から、卒業までに必ず何科目かを選択し履修しなければならないものです。
　例えば、世界史は、世界史Ａか世界史Ｂかどちらか一つを必ず履修しなければいけないというようにです。

　「自由選択科目」とは、必履修の条件がなく、興味・関心や必要に応じて選択できる科目です。

　「必履修科目」、「選択必履修科目」、「自由選択科目」の修得単位の合計が７４単位以上に達すれば、卒業が認められます。

　前籍校（本校に入学する前に在籍していた高等学校）を含め、３年以上の在籍期間が必要です。在籍できる年数については、学校として定時制は８年、通信制は１０年までと定めています。