全日制の高校でいう「授業」に似ていますが、大きく異なるところは、自学自習で分からないところを、対面して指導を受けるための時間という点です。科目や単位数により、単位の修得に必要なスクーリング時数が決められています。

本校では年度の初めに１年分の時間割が示されます。その時間割を見て、どの日の、何時間目に出席するかを自分で決めます。
　
　・計画面接指導日
　　日曜日／原則として月２回・年間２０日程度
　
　・補充面接指導日

それだけでは卒業出来ません。以下の条件があります。

【中学校を卒業後に本校に一般入学試験で入学した生徒】または

【転編入学試験で入学し、前在籍校での修得単位が１～１３単位の生徒】

在学期間：３年以上

出校日数：７０日以上

特別活動時数：３０時間以上

【転編入学試験で入学し、前在籍校での修得単位が１４～４３単位の生徒】

在学期間：２年以上

出校日数：５０日以上

特別活動時数：２０時間以上

【転編入学試験で入学し、前在籍校での修得単位が４４単位以上の生徒】

在学期間：１年以上

出校日数：２５日以上

特別活動時数：１０時間以上

※出校日数のうち、半分以上は支部学習会などではなく本校への出校が必要です。

※卒業までに必要な修得単位数は、前在籍校で修得した単位を含め７４単位以上です。

※前在籍校で修得した単位のうち、本校の単位として認定できないものもあります。

本校は単位制をとっており、普通科には学年がありません。卒業まで何年かかるかは１人１人の単位修得状況・出校状況によって決まります。在籍期間は最長で１０年間です。転居先不明により連絡が不能となってから２年以上経過すると除籍となります。

同じ入学年度の生徒の中でクラスを編制します。年齢も、本校入学前の経歴も様々です。どの科目を履修しているかも１人１人違いますので、クラス単位で一斉に授業するということはなく、時間割を見て各自教室を移動することになります。ＨＲなどの特別活動についても、クラス全員で活動をするということはほとんどありません。学年制ではないので留年という考え方はなく、クラス全員が一斉に卒業することもありません。

「転籍」の制度はあります。ただし、転籍の条件に合い、定時制の定員に空きがある場合のみ、他の高校からの転学に準じる形で選抜試験を受けることになります。定時制と通信制、どちらに入学するか迷っている場合は慎重に検討して下さい。

高認試験や大検に合格した科目のうち、本校で開講している科目については卒業に必要な単位として認める制度があります。（ただし条件がいくつかあります。）

できます。ただし、本校の規程に従って卒業要件を満たしていく必要があります。

科目の増加単位として認定する制度はありますが、合格した時期などに関する条件があり、認められない場合もあります。また、本校の生涯学習講座を受講し修了すると増加単位として認定する制度もありますが、こちらも条件があります。